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アニマペット!動物飼育員がペットの飼い方を教えます。

犬や猫、ハムスター、ウサギ。ヘビにカエル、蟻や蜘蛛まで幅広く取り扱ってます動物飼育員が身の回りの生き物の飼育方法を教えます!

ラビットフードの選び方|飼育員観点からウサギの主食におすすめ5選を紹介

一般的にラビットフードと呼ばれるウサギ用のペレットは現在様々な種類が売られていますよね。実はこのペレット、成分まで見て選んでいる人って結構珍しいんです。でも、その手間をかける意味はしっかりとあり、私たち飼育員もこういった成分まで事細かに見ながら餌選びをしています。

〈目次〉

ウサギの1日の摂取量

成長期を終え、維持期を迎えたウサギの場合、栄養の要求量は餌全体から見ると以下の通りとなります。

  • 粗タンパク質:12~15%
  • 脂肪:2~4%
  • 粗繊維:20~25%

量に関しては体重の3~5%がベストで、個体によって若干の差があります。というのも体重計算の場合、痩せていること太っている子では計算で量を出すとどうしても太ったこの方が摂取量が多くなるからです。とはいえ、食事自体を減らしてしまうと繊維なども同時に減ることになるのでお勧めしません。餌全体の栄養素を減らしましょう。管理が難しいのであれば、脂質の少ない餌に切り替えるのも一つ手だと思います。

不足すると・・・

以上の栄養素はどれも大切な役目があります。例えば、繊維質は腸内細菌の活動のためのエネルギーです。不足が続くと腸の動きが悪くなるだけでなく腸内細菌が死滅し、数を減らしてしまいます。うっ滞や、下痢、慢性的な便秘を招きます。

脂肪も取り過ぎて肥満のイメージが強いんですが、これも不足すると痩せの原因になりますよね。また、日々の活動の活気が無くなり、食欲不振の原因にもなります。

このように、それぞれにしっかりと役割があるので食事による栄養バランスの維持が大切だと言えます。

カルシウムの吸収方法

ウサギは他の動物とは少し違った栄養の吸収方法を取ります。多くの場合、カルシウム吸収を小腸で行う際にビタミンⅮを消費しますが、ウサギのカルシウム吸収はビタミンⅮへの依存度は低いです。また、排泄率も違います。他の動物はおしっこなどで過剰摂取したカルシウムを少しづつ排泄していくのに対し、ウサギは過剰摂取したカルシウムを貯めて貯めて貯めて・・・そして、出します。このような排泄方法により、ウサギは他の動物に比べて尿路結石になり易いと言えます。餌選びの際はカルシウムの多い餌はあまりお勧めできませんね。

ペレットの必要性

とはいえ、今まで書いた内容を牧草だけで担うことが出来るのかというと、人の手が加えられている以上は難しいです。野菜飼って、牧草あげて、いもを孵化して、と料理を毎日してあげられる人は素晴らしいです。が、勿論無理な人も多くいるでしょう。私のように飼育員として毎日の料理を強いられている人なら話は別ですが・・・(笑)

ペレットはこのような牧草だけでは偏ってしまう栄養素を補う役目が強いです。また、嗜好性も高いものがあり食欲の向上や成長期などの栄養摂取に大きく貢献します。勿論上げ過ぎは良くありませんが、栄養バランスを維持するのに日々の食事にペレットを導入することはとても大切な事です。

主食に向いているペレット

餌を何にしているのかでウサギのこれからの健康が決まります。太るかどうかではなく、最悪の場合寿命を縮める可能性もあるという事です。(市販のペレットが良くない訳ではありませんのでちょっと大げさに言ってます)

以上の事から、日々の食事にこだわる大切さを知ってもらえたと思います。

では実際に何がおすすめなのか、以下で紹介していきます。

5位 OXBOW エッセンシャル

 

粗タンパク質14.00%以上、粗繊維質25.00%から29.00%、粗脂質2.00%以上、カルシウム0.35%から0.75%、リン0.25%以上、ビタミンA(IU/kg)10,000、ビタミンD(IU/kg)900、ビタミンE(IU/kg)190、水分量10.00%以下

高い繊維質に多種のビタミン。日々の食事ではなかなか接種できないビタミンEが含まれているのはかなり高評価ですね。内容量は多く、4.5kgで約3000円です。

 

4位 フィード・ワン ヘルシープレミアム

 

粗たん白質 15.0~18% 粗脂肪 2.0~4.0% 粗繊維 15.0~18.0% 粗灰分 6.0~8.0% 水分 10.0%以下 カルシウム 0.6~0.8% りん 0.3~0.5%

 

 成分を見ると健康に配慮した内容となっています。繊維質がやや少ないので、牧草を多めに与えるといいでしょう。牧草メインの食事のウサギにおすすめの一品です!内容量は600gで400円で、まあ、普通です。

3位 ラビットプラス ダイエットライト

 

たんぱく質:12%以上、粗脂肪:2%以上、粗繊維:27%以下、粗灰分:11%以下、水分:10%以下

低たんぱくのため、ある程度食べ過ぎても問題はないという事で無難の3位です。たんぱく質の過剰摂取は血液の酸化を招きます。このペレットなら繊維質も多く、腸内の環境にも優しい成分で出来ているので飼育初心者向けだと言えます。

2位 どうぶつ村 ラビットフード

 

粗たん白質…15.0%以上、粗脂肪…2.0%以上、粗繊維…18.0%以下、粗灰分…10.0%以下、水分…10.0%以下、カルシウム…0.6%(標準値)、リン…0.4%以上、代謝エネルギー…285kcal以上/101g

 

栄養バランスに優れているのは勿論のこと、何といっても一番はコストパフォーマンス面です。内容量4.5kgで約1000円という破格です。ウサギ飼育者にとって、特に多頭飼育の場合、長期的に、そしてどうしても必要な餌代をかなり軽くしてくれる有難い値段設定ですね。食いつきも、◎。

1位 イースター バニーセレクション

粗たん白質…13.0%以上 粗脂肪…2.0%以上 粗繊維…22.0%以下 粗灰分…11.0%以下 水分…10.0%以下 カルシウム…0.6%以上 代謝エネルギー…235kcal以上/100g

 

イースターシリーズは動物界の中でもかなり信頼できる会社ですね。成分を見ても特に穴は無く、長期的に与える分には問題ないでしょう。値段はそこそこするものの、種、年齢別に合わせた餌選びも可能で初心者にも向いています。問題は食いつき、と言っても多くのウサギはあまり好き嫌いしない味になっているようで香りも牧草の臭いが強いおかげか嗜好性も高いです。